ミュージアムのキャラクターの人気を競う「ミュージアムキャラクターアワード2015」が7月29日に始まり、「維新ふるさと館」(鹿児島市加治屋町、TEL 099-239-7700)の「タカ&つん」がエントリーして投票を受け付けている。
博物館、美術館、科学館、動物園、水族館、植物園など、全国7800館のミュージアムを紹介するサイト「インターネットミュージアム」が主催する同アワード。今年で6回目を数える。「敷居が高いイメージのあるミュージアムに対し、ゆるキャラなどを通じて関心を持ってもらう」のが狙い。
鹿児島から初エントリーしたのは、明治維新の立役者・西郷隆盛とその愛犬つんがモチーフで、「おそろいの太眉」がチャームポイントの「タカ&つん」。3年後に150周年を迎える明治維新について「分かりやすく、楽しく紹介する」キャラクターとして誕生した。同館の原田裕実子さんはアワードを通して、「来館者の9割は観光客なので、市民にももっと足を運んでもらうきっかけになれば」と期待を寄せる。
「インターネットミュージアム」編集長の古川幹夫さんは、「8月10日現在、1372得票で第3位と健闘中の『タカ&つん』。その上には徳川美術館(愛知県)の『トクさん』が着けている。徳川と西郷の戦いも見もの」とコメント。原田さんも「順位の変動が激しいため、安心はできない。ぜひ応援してほしい」と呼び掛ける。
エントリー数は全41キャラクター。投票は9月11日11時まで、ウェブから受け付ける。