県内5つの蔵元が共同企画して開発し、スイーツに使われるような甘いイモを使った焼酎シリーズ「恋する焼チュウ」が10月1日、全国一斉発売された。

「甘いお芋のスイーツ焼酎できました。」

　県内の焼酎蔵元と南九州酒販（鹿児島市南栄4、TEL 099-269-9555）でつくる「薩摩本格芋焼酎生産者協議会」が販売する同シリーズ。女性や若者に向けて、焼酎をおしゃれに飲んで楽しんでもらおうと企画され、今年で2回目となる。

　「ほろ酔いで頬が赤く染まるイメージと、会話が弾んで恋愛も成就するようなロマンチックなイメージで企画した」と話す同社の担当者。ピンク色の焼酎瓶に、地元イラストレーター前田陽子さんのカラフルで女性らしいイラストのラベルを付けた。

　焼酎が苦手な人でも受け入れやすいよう、アルコール度数は焼酎の半分程度の12パーセントに抑え、各社さまざまな紅芋を使って、華やかな香りで甘く柔らかい口当たりの焼酎に仕上げた。ハナコマチを使った「伊佐錦」（大口酒造）、ベニオトメを使った「さつま大海」（大海酒造）、紅さつまとムラサキマサリを使った「さつま無双」（さつま無双）、頴娃紫を使った「さつま七夕」（田崎酒造）、アヤムラサキを使った「小鹿」（小鹿酒造）。

　「そのまま冷やしてストレートで飲むのがおすすめ」という。「『恋する焼チュウ』を飲んで、あなたの恋を成就させて」とも。

　価格は720ミリリットル＝900円。