明治維新150年カウントダウン事業として、10月23日に甲突川沿いの歴史ロード「維新ふるさとの道」(鹿児島市加治屋町)で始まった「薩摩維新ふるさと博2015」の閉幕まで、残り1週間となった。
明治維新から150年となる2018年に向けて、昨年に引き続き2回目の開催となる同イベント。明治維新の立役者らを数多く輩出した加治屋町で、「維新と出逢う時間旅行」をテーマにさまざまな企画を行う。11月6日には来場者数10万人を達成し、記念のセレモニーも行われた。
会場では、当時の衣装を着た「薩摩維新おもてなし隊」によるおもてなしや、偉人と写真が撮れるAR体験、薩摩藩英国留学生19人の若者を紹介するコーナー、飲食ブースなどのほか、維新ふるさと館横の武家屋敷では当時の暮らしをモチーフにした芝居を展開。鹿鳴館(ろくめいかん)ドレスの試着体験も人気で、ドレス姿で人力車に乗って楽しむ女性客も見られるという。
土曜・日曜は、郷土芸能ステージやおもてなし隊によるファッションショー、維新ふるさと館ではKTSアナウンサーによる朗読会と蓄音器のコンサートも予定。担当者は「今年は薩摩スチューデントが英国に旅立ってから150周年という記念すべき年にもあたる。会場ではクイズラリー、維新ふるさと館では企画展も行っているので、ぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は、平日=11時~16時、土曜・日曜=10時~17時。入場無料。11月15日まで。問い合わせは同実行委員会事務局(KTS企画事業部内、TEL 099-285-8966)まで。