城山観光ホテル(鹿児島市新照院町、TEL 099-224-2221)の東西約350メートルにわたるイルミネーションが10月29日、点灯した。連日、多くの見物客でにぎわいを見せている。
桜島と街の夜景をバックに約16万球のLED電飾が輝く同イルミネーション。富士急ハイランドやさがみ湖イルミリオンなど、数々のテーマパークのイルミネーションを手掛けてきたデザイナー芦木浩隆さんによる幻想的なイルミネーションが広がる。今年は、鹿児島市内の大規模イルミネーションの中で最も早い点灯となり、一足早いクリスマスムードを盛り上げている。
メーンの「ファンタジーガーデン」では、全長8メートル、高さ10メートルのイルミネーションツリーが登場し、ライトアップされ七色に変化する噴水とのコラボレーションが人気を集める。「ハピネスガーデン」ではフォトスポットや誓いの南京(なんきん)錠をかけるモニュメントを学生やカップルが楽しんでいる様子。山の傾斜を利用した「ゴールドガーデン」では、2階から4階部分にあたる高さの階段一面がゴールドの光に包まれ、来場者を驚かせている。
1日の来場者数は200人程度で、ホテル利用客に限らず学生やファミリー層も多いという。「イルミネーションを通じて、普段ホテルに来る機会のない方にも気軽に足を運んでもらいたい」と広報担当者は話す。
点灯時間は17時30分~23時。観覧無料。来年2月29日まで。