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フランス・パリで「薩摩文化」再発信へ パリ万博から150年、地元有志が支援呼び掛け

「SATSUMA WEEK in Paris」

「SATSUMA WEEK in Paris」

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 鹿児島の地元有志が現在、フランス・パリで薩摩文化を発信するプロジェクト「SATSUMA WEEK in Paris(サツマウィーク・イン・パリ)」を進めている。

実行委員会のメンバーら

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 1867年のパリ万国博覧会に薩摩藩が初参加してから150年目となる2017年に照準を合わせ、「広く薩摩を知ってもらうことで、観光の活性化と、薩摩文化を継承する次世代の育成につなげよう」と、昨年9月に立ち上げた同プロジェクト。

 2017年9月6日~12日を「サツマウィーク」と位置づけ、鹿児島の食、工芸、芸能などの文化をパリ市内でPRするイベントを企画。現在、各分野から集まった地元実行委員会メンバーが、パリ現地との交渉や、鹿児島県内でのサポーター集めなどに奔走している。

 サツマウィーク期間中は、パリ市内の文化施設やレストランなどを会場に、薩摩琵琶・奄美三味線とオペラ・バレエの競演、現地の食材で作る薩摩料理や焼酎の紹介、大島紬や薩摩ボタンを使ったファッションショー、「薩摩剣士隼人」のショーなどを予定している。

 このほか、サツマウィークへの機運を高めようと、地元の学生や若者を巻き込んだプレイベントも企画する。「食」分野では「つけ揚げ」「がね天(かき揚げ)」の創作コンテスト、「工芸」分野では若者が職人の下で体験を行うワークショップなどを検討しているという。

 同メンバーたちは「日本が初めて国際博覧会に参加したパリ万博で、薩摩藩は江戸幕府と別枠で参加し、存在感をヨーロッパ各国に知らしめたとの記録が残っている。薩摩藩の先人にならい、文化と人の交流を通じ、世代を超えた文化の継承につなげたい」と意気込む。

 同プロジェクトでは現在、クラウドファンディングサイト「ジャパンギビング」で活動費の支援を呼び掛けている。金額は500円から受け付け、リターン品には鹿児島の郷土食材や工芸品、オリジナルエンブレムなどを用意する。

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