鹿児島・水族館で宿泊イベント-イルカと一緒に「おやすみなさい」

イルカに見守られて「おやすみなさい」

イルカに見守られて「おやすみなさい」

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 鹿児島の「いおワールド かごしま水族館」(鹿子島市本港新町、TEL 099-226-2233)で6月25日、親子で1泊する宿泊イベントが行われた。

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 対象は小学生の子どもを持つ家族。定員約30人に対し、毎回県内外から多くの申し込みがあるという。今回は137家族469人が応募し、抽選により選ばれた6家族21人が参加した。

 19時30分、閉館した同館に続々と参加者が集合。担当係員の簡単な自己紹介とスケジュール説明、参加家族の自己紹介が行われた後、夜の水族館探検へ。大人チームと子どもチームに分かれ、係員と共に照明が落とされた館内の中央監視室や巨大なろ過設備、黒潮大水槽のバックヤードなど、普段見ることができないバックヤードを見て回った。途中、お互いのチームが鉢合わせすると、親に手を振るなど子どもたちがはしゃぐ姿も。

 約1時間の探検後、就寝場所となるイルカ館地下2階の「出会いの海空間」へ移動。イルカが水中を泳ぐ様子を観察できる広場に家族そろって布団を並べる。この日のイルカはハンドウイルカ4頭。参加者がガラスに近づくとイルカたちも近づいて口を開けたり頭を振ったりするなどして歓迎した。

 2回目の応募で当選した山田島さん家族(上福元町)は子ども2人を含む4人で参加。今回のイベントをとても楽しみにしていたという。「台風が心配だったが参加できてよかった。自分たちが子どもの時には考えられないことなので、子どもたちにもいい経験・思い出になったと思う。親になってから今日の事を話すでしょう」と山田島さん。自己紹介のときに「朝食が楽しみ」と話した佑華さん(小4)と、「昼に動かない魚が動いていた」と喜々と話してくれた宏弥くん(小3)と共に、「イルカに乗る夢が見られそう」と眠りに就いた。

 「水族生物をより知ってもらい、泊まることでさらに身近に感じてもらう」ことを目的に、2003年から行われている同イベント。今月11日に行われたイベントでは「黒潮大水槽」の広場に親子そろって布団を並べた。10月の宿泊イベントでは、年間パスポートを持っている人であれば(家族に限らず)誰でも応募できるようにする。

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