天文館・ゴンザ通りにクラフトビールとハンバーガーの店「DOLPHIN INDUSTRY(ドルフィンインダストリー)」(鹿児島市東千石町、TEL 099-295-4600)がオープンして2カ月がたった。
DIYで作り上げたという店内は、ガレージのような雰囲気が特徴。広さは約13坪、席数はテーブル14席と、コの字型のバーカウンターに16席を設ける。店の中心にあるのは、5つのタップを持つクラフトビールのディスペンサー(サーバー)。保冷温度やガス圧など、ビールのコンディションを安定させるために仕込んだ自家製のものだという。
ビールは、クラフトビール好きはもちろん、まだクラフトビールを飲んだことがない女性客などにも対応し幅広くラインアップ。季節ごとにさまざまなフレーバーを展開する地元の「城山ブルワリー」をはじめ、全国各地の国産ビールも常時2種類は提供する。「回転が速くすぐにたるが空くため、フレッシュなビールを飲んでいただける」と店主の若松達彦さん。フードはハンバーガー6種類を中心にサイドメニューをそろえる。
もともとバックパッカーで、クラフトビールの本場である米国を旅したことがきっかけとなり店を始めたという若松さん。2007年、鹿児島中央駅近くにカフェバーをオープンし、その後種子島の西之表市に移転。5年の営業を経た後、同店をオープンした。2014年に始めたハンバーガー店「TANEGASHIMA BURGERS」(西之表市)は現在も営業を続けている。
「旅の中で触れたもの、食べたもの、飲んだもの。それを表現した店」と説明する若松さん。ビル3階の隠れ家のような場所にオープンしたが、「いずれは路面店でクラフトビールのスタンディングバーを開きたい。クラフトビールを造るのが夢」と意気込みを見せる。
ドリンクメニューは、「Today's Tap(今日のクラフトビール)」(ハーフパイント=700円~、USパイント=980円~)、「Triple Pack sampler(選べる3つのクラフトビール)」(900円)のほか、「ハートランドビール」(グラス=550円、パイント=700円)や、ビール以外のアルコール、ノンアルコールも70種類(600円~)をそろえる。
営業時間は17時~24時(金曜・土曜は翌2時まで)。