留守中のレストラン「旅と食堂kiki」（鹿児島市名山町、TEL 099-248-7488）を借りて期間限定営業している移動青果店「Sunsalo+（サンサロプラス）」が、今後も同所で営業することになった。

「喫茶蜜鹿」提供メニュー

　「よりおいしい料理とパンを研究する旅」に出るため4月15日から1カ月間店を空けることになった「kiki」店主の提案を受け、「ルスバン八百屋」とカフェ「喫茶蜜鹿（みつしか）」の営業を始めた同店。期間限定の予定だったが、地域住民などから継続を望む声が多く、5月18日から「ノキサキ八百屋」として引き続き「kiki」の軒先で営業することを決めたという。

　軒先には新鮮な有機無農薬野菜を約20種類並べるほか、大豆やコメ、塩、平飼い卵、コチュジャン、南九州で作られたハンドメードの加工品も取り扱う。店内ではオーガニックな食材で作るジュースやスムージー、ロースイーツを販売。スムージーはテークアウトも人気だ。

　「鹿児島は良い食材が比較的安価で手に入る地の利がある。都会にはないその豊かさを存分におうちの食卓に生かしてほしい」と話す店主の吉野浩平さん。「野菜は八百屋へ。魚は魚屋へ足を伸ばして。昭和の良い雰囲気が残る名山町の街角で新鮮な野菜と共にお待ちしている」とも。

　最後の留守番営業となる5月12日～14日には、熊本の出張韓国料理人「HIYAMAYA」とのコラボで野菜ランチイベントを予定。「有機野菜たっぷりのビビンバセット」「韓国のり巻きキンパセット」（スープ、サラダ付き、1,000円）。

　「ルスバン八百屋」の営業時間は12時～18時（カフェ営業は13時～17時）。「ノキサキ八百屋」の営業時間は火曜～土曜の12時～18時。