指宿市と南九州市で9月17日、「鹿児島R不動産」(鹿児島市春山町)が体験居住プログラム「南薩トライアルステイ」第2弾を始める。現在参加者を募集している。
「地域の日常の暮らしを肌で体感してもらおう」と企画した同プログラム。参加者には地元の空き家を家賃・光熱費無料で最長1カ月間貸し出すほか、農業や焼酎蔵・砂蒸し温泉のスタッフ、観光ガイドなど、南薩地域ならではの就労体験を用意する。
地域の人とのつながり作りもサポートする。既に8月から体験居住中の参加者らは、地域の飲み会に参加するなど楽しく生活しているという。
8月上旬には東京と福岡で関連トークショーを行ったほか、19~21日には「鹿児島移住計画」と共同で南薩の人に会いに行くツアーも企画。関東からの参加者らは南九州市川辺で行われた夏フェス「GOOD NEIGHBORS JAMBOREE」などを訪れ、地域の人とのふれあいを楽しんだ。
同運営事務局のナフクラフト(鹿児島市春山町)壬生(みぶ)勇輔さんは「その場所で暮らし、さまざまな体験活動を通して地域の人々からリアルなローカルを学ぶことができる。参加された方にはとても楽しんでもらっている、ぜひ参加してほしい」と話す。県内外の社会人や学生など、二拠点・多拠点居住に興味を持つ人に向け参加を呼びかける。
滞在期間は9月17日~10月16日までの最長1カ月。定員は両市ともに10人。県外の参加者には一部交通費も補助する。応募締め切りは9月4日まで。