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鹿児島黒豚を使った新作メニュー「わっぜえか丼」、天文館の郷土料理居酒屋に登場

オーナーの大田さんと「まえわり屋」のスタッフ。©miwa.T

オーナーの大田さんと「まえわり屋」のスタッフ。©miwa.T

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 鹿児島・天文館のG3アーケードにある郷土料理居酒屋「まえわり屋」(鹿児島市千日町、TEL 099-295-3308)が10月から、新作メニュー「黒豚蒸しシャブわっぜえか丼」の提供を始めた。

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 「わっぜえか丼」は、鹿児島県で企画されたご当地グルメの一つ。鹿児島県産黒豚の肉を使った丼物であることが「わっぜえか丼」を名乗るための唯一の条件。「わっぜえか」とは、鹿児島弁で「すごい」「ものすごい」を意味する。2004年3月の九州新幹線一部開業に合わせ、鹿児島県料飲業生活衛生同業組合が企画。特産の黒豚を使うほかは特に決まりがなく、丼の内容は店によりさまざま。店によって異なった味を楽しむことができる。現在、約40店舗が「わっぜえか丼」を扱っている。

 同店の「黒豚蒸しシャブわっぜえか丼」(サラダ、みそ汁、浅漬け、デザート、900円)は、やわらかな黒豚肉を軽く蒸し、特製の南蛮だれをかけて温泉卵を載せる。考案した同店オーナーの大田晃士さんは「さっぱりとしたタレが濃厚な肉に絡み、黒豚本来の深い味わいが楽しんでもらえるはず」と自信作に胸を張る。

 大田さんは鹿児島県阿久根市の出身。東京で音響関係の仕事に就いていたが、鹿児島へ戻り家業の海産物加工業を手伝っていた。そのうちに「阿久根のおいしい海の幸をみんなに食べてもらいたい」と飲食業の道へ進んだ。2006年に最初の店「響堂」(東千石町)を開店。「まえわり屋」は今年3月にオープンした。

 大田さんは「阿久根の海でとれた『がらんつ(イワシの丸干し)』や、華アジ、出水の南国元気鶏の刺し身など、安心安全な地産地消の食材にこだわった料理を、ぜひ賞味してもらいたい」と話す。

 営業時間は11時~翌2時30分。月曜定休。

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