鹿児島・ドルフィンポート(鹿児島市本港新町)1階の「故郷(ふるさと)市場」内に10月7日、ジェラート店「花の木冷菓堂 ドルフィンポート店」がオープンした。
鹿児島市内にあるジェラート販売店・工房「花の木冷菓堂」(鴨池新町)の新店舗で、売り場面積は約15平方メートル。工房で作られたジェラートを販売する拠点となる。
白鳩会(南大隅町)は、知的障害を持つ人が入所・通所する施設や、比較的軽度の人が働くための就労施設などを作り支援する社会福祉法人で、「花の木冷菓堂」も通所施設の一つ。
施設長の中村祥子さんは「障害を持つ人のためだけでなく、地域に必要とされる施設になることで地域に還元することができる。活動を通して世の中とつながって、(施設が)地域の資源となれれば」と、2000年に鹿児島市に進出した。
工房では実際に通所している人がジェラート作りを行っている。「(ドルフィンポート店も)ゆくゆくは障害を持つ人が従事できるようにしていくつもり」と中村さん。
現在のフレーバーは全部で20種類。「ミルク」「チョコレート」などの定番メニューのほか、「花の木ティラミス」「麹(こうじ)」「黒糖塩キャラメル」「さつま芋」など鹿児島県の特産品を使ったものや、自社農場で採れた「おおすみ茶」「ブルーベリー」、そして「かぼちゃ」「たまねぎ」「にんじん」などの変わり種も提供している。サイズは、シングル(350円)、ダブル400円。
「冬は寒いので温かい飲み物とアフォガード(380円)を押していきたい。時期に合わせて季節の果物や野菜を使ったジェラートを出していく」とも。
営業時間は9時~22時。