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「鹿児島黒牛」ネーミングに応募1万2千通-「ギュージンガー・ブラック」に決定

「鹿児島黒牛」ネーミング決定。画像はスペシャルムービー「鹿児島黒牛-ビギニング」から。

「鹿児島黒牛」ネーミング決定。画像はスペシャルムービー「鹿児島黒牛-ビギニング」から。

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 「鹿児島黒牛黒豚銘柄販売促進協議会」が6月30日まで公募していた「鹿児島黒牛」のヒーロー名が7月10日に決定し、15日に県立鴨池陸上競技場(鹿児島市与次郎2)で命名発表が行われた。ヒーロー名は「ギュージンガ-・ブラック」。

ハーフタイムでネーミング発表

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 「鹿児島黒牛」の認知度アップを目指す一環として進める同企画。キャラクターの見た目のインパクトと、命名者には鹿児島黒牛1年分(2.2キロ)を進呈することも後押しし、テレビやネットでも話題になった。6月7日から募集が始まると応募が殺到、47都道府県全てとアメリカ(2通)から1万2561通の応募があった。

 発表は「FC KAGOSHIMA」(鹿児島)VS「海邦銀行SC」(沖縄)のハーフタイムに行われた。伊藤知事よりヒーロー名を発表後、黒牛のマスクをかぶったスーツ姿のヒーローが登場。その後命名者である緒方達彦さん(奈良市)も登場し鹿児島黒牛1年分が進呈された。と、ここで「それでは少ない」と制止に入るギュージンガー・ブラック。緒方さんには、牛肉の消費拡大の願いを込めて「鹿児島黒牛サーロイン1頭分(20キロ)」も追加で進呈されることになり、大いに会場を沸かせた。

 1万2000通を超える応募の中から11まで候補を絞り、商標登録等を除く5つのネーミングで最終選考を行った。最終候補は、最も得票の多かった「ギュージンガー・ブラック」のほかに、「カウガー(買うが、鹿児島弁)」「英吾(えいご、A5)」「牛桜丸(ぎゅうおうまる)」「KUROKAGE」。「『牛肉プレゼント』にひかれ応募した。キーワードは『黒』と『牛』。ヒーロー世代なのでスッと名前が降りてきた」と命名者の緒方さん。「(もらった)黒牛は厚切りのステーキで食べます(笑)」とも。

 今後は「ギュージンガー・ブラックを活用して知名度アップを図る。鹿児島黒牛の販売協力店を増やして食べる場をつくる。そして世界に鹿児島黒牛を広めていく。みんなから愛されるヒーローになってほしい」とJA鹿児島経済連代表理事専務の前田英文さん。プロモーションや、子ども用マスクのプレゼント企画なども検討中という。

 応募の男女比は、男性=68.4%、女性=31.6%。20~40代で74.6%を占めた。都道府県別では、鹿児島=34%、東京14%、神奈川=7%、大阪=5%、福岡=4%など。

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