鹿児島アリーナ(鹿児島市永吉1)で9月4日、家主・地主、賃貸仲介・管理会社のためのイベント「賃貸住宅ミニフェア 2012 in 鹿児島」が開催された。
賃貸経営に関係するさまざまな情報やセミナーを発信する同イベント。毎年東京や札幌、大阪、福岡などの大都市で開催されるフェアのミニ版で、鹿児島では初開催。不動産・賃貸業者、建設・リフォーム業者、警備や保険会社など38社が66ブースを出展した。
多くの企業が出展する中、「かごしま喜努愛楽大家の会」は唯一「大家」目線で出展。同会は今年4月、大家や賃貸経営者たちの情報交換や勉強会などを目的に発足したコミュニティー。鹿児島の大家同士の横のつながりを強化し、情報を共有することで安定した賃貸経営につなげるため、定期的に集まりを開いている。
オーナーでもあり管理会社側の立場でもある同会代表の久保力也さん(プラザホーム)は、セミナーで「最幸な大家さんになる!」と題した講演を行った。不動産需要が高かった以前と違い、今は不動産が供給過多の借り手市場であることに触れ、大家としての覚悟と不動産業者との付き合いについて話した。
会場には不動産を持つオーナーや関係者などが集まり、3カ所に設けられたセミナー会場は立ち見が出るなどにぎわいを見せた。