鹿児島市立科学館(鹿児島市鴨池2、TEL 099-250-8511)5階宇宙劇場で10月19日、働き盛りのためのリラクゼーション講座「リラクゼーションinプラネタリウム」が開催される。
臨床心理士の鮫島一枝さんを講師に招いて行うリラクゼーション講話では、ストレスとの付き合い方やリラックスできる簡単な呼吸法を紹介。講話後にはプラネタリウム鑑賞とハープ・フルートの生演奏を楽しむことができる。
精神保健福祉普及運動週間(10月22~28日)に合わせ、自殺予防の一環として保健所と共同して年1回行う同イベント。同館では3カ月に1回、プラネタリウムとCD音楽を鑑賞する「星と音楽の夕べ」も開いており、参加者から好評なことから、同イベントにも3年前から音楽を取り入れた。毎年多くの応募があり、今年も受け付け開始直後から100人を超える申し込みが集まった。
プラネタリウム鑑賞では、ちょうどその時間帯に見ることができる「秋の夜空」を投影する予定。同館のドーム型スクリーンは、直径23メートル、高さ15メートル。五藤光学研究所の投影機「ハイブリッド・プラネタリウム CHIRON(ケイロン)」初号機を使う。
「ぐるりとスクリーンに囲まれ、まさに星空に包まれているような臨場感」と同館主事の井手学さん。当日は井手さんが秋の夜空の特徴である「ペガスス座」の四辺形や、「ロマンチックな話が多い」という秋の星座にまつわるエチオピア神話を紹介する。
参加者の年代は20~70代と毎年幅広く、30~50代の参加が特に多い。昨年のアンケートでは、「多忙な毎日に追われている現実だが、ほっとする時間をすごして気持ちが楽になった」「久しぶりのプラネタリウムだった。本物の夜空が見たくなった」などの感想が寄せられたという。「プラネタリウムは普段の生活にない空間。日頃のストレスを解消する場になれば」と井手さん。
開催時間は19時~20時30分。対象は18歳以上。定員250人(電話申し込み先着順)。参加無料。