「花かごしま2011」(全国都市緑化フェア)のマスコットキャラクターとして活躍した「ぐりぶー」が昨年12月21日、鹿児島県の魅力を発信する「かごしまPRキャラクター」としてプロモーション課長に就任した。
1月6日に開催された「鹿児島ニューイヤーコレクション」にも出演した
「花かごしま2011」をPRしてきた「ぐりぶー」と「さくら」。イベントは成功を収め、イベントPR隊としての2人の役目はいったん終了した。最近では県内メディアの露出はほとんどなく、県外での鹿児島PRイベントを主体に活動していたという。しかし「県内のぐりぶー人気は根強く、『ぐりぶーはどこへ?』『会えなくて寂しい』などと復帰を望む声が相次いだ」と観光課主幹の金子昭広さん。
事態を重く見た県は昨年9月、ぐりぶーを土木部から観光課へ人事異動。鹿児島を代表するゆるキャラとして期待を込め、正式に「かごしまPRキャラクター」とした。キレのある動きが出せるようシェイプアップとトレーニングを重ねたぐりぶーは、異動3カ月で課長就任というスピード出世を果たした。
ぐりぶーは、今月6日から放送を開始した「薩摩剣士隼人」のローカルバラエティー番組「ひっとべ!ボッケモンランド」に出演したのを皮切りに、同日行われた「鹿児島ニューイヤーコレクション」にスポット出演。翌7日には、練習してきた「ぐりぶーダンス」を城山観光ホテルで披露するなど、さっそくPRキャラクターとして力を発揮している。
鹿児島を紹介する「ぐりぶーブログ」とフェイスブックも立ち上げ、すでに桜島や仙巌園のリポート、さつま揚げなどを載せている。県は「今後は『花かごしま』を共に盛り上げた友人『さくら』とともに、グルメや観光、温泉など『本物。鹿児島』の魅力を発信していく」「多くの方に鹿児島ファンになってもらうとともに、鹿児島にお越しいただければ」と期待を寄せる。