真夜中の桜島をウオーキング-「桜島ナイトウォーク」3年ぶりに開催へ

夜の桜島を歩く「桜島ナイトウォーク」開催。1周36キロを徹夜で歩く。タイミングが合えば赤く燃える桜島(昭和火口)を見ることができるかもしれない。

夜の桜島を歩く「桜島ナイトウォーク」開催。1周36キロを徹夜で歩く。タイミングが合えば赤く燃える桜島(昭和火口)を見ることができるかもしれない。

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 真夜中の桜島を1周するウオーキングイベント「桜島ナイトウォーク」が、2月9日夜から10日早朝にかけて開催される。

イベントフライヤー

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 主催は「桜島あるこう会」(TEL 090-4582-2601)。21時に桜島フェリーターミナル近くの国民宿舎「レインボー桜島」(鹿児島市桜島横山町)を出発し、約6~9時間ほどかけて時計回りに桜島を1周する。歩行距離は約36キロ。

 もともとは30年ほど前から続く、地元の子どもたちを対象にして行われていた地域行事で、「子どもたちだけで堂々と深夜外出ができるとあって、人気のイベント。卒業前の思い出づくりにもなっていた」と会代表の大嶺繁徳さん。大嶺さん自身、子どものころに参加した経験があり、「深夜に外出するわくわく感や、普段親に話せないような話をして、仲間と絆が深まったと感じられた。何より、自分の足で元の場所まで戻って来られることに達成感があった」と話す。

 近年は参加者の年代も幅広く、小学生から若者、60代以上も多く、島外からの参加者が半分以上、中には県外からの参加もあるという。桜島の噴火活動の激化と天候不良のため、今回が3年ぶりの開催となった。

 コース途中には4カ所のチェックポイントを設け、飲み物、あめやチョコレートなどを用意する。第2チェックポイントではカップラーメン、ゴールのレインボー桜島ではぜんざいを振る舞う。ゴール後、レインボー桜島の温泉に入浴もできる(有料)。

 「電灯はまばらで、暗闇の中歩くこともしばしば。起伏もそこそこあって、徹夜で暗闇を黙々と歩くのはまるで修行のよう。しかし、暗闇の中で自分と向き合う時間を持つというのはなかなか新鮮な感覚だし、真夜中のカップラーメンは最高(笑)」と大嶺さん。「タイミングが合えば、桜島の活動が聞こえたり、赤い噴火を見たりできるかもしれない」とも。

 受付時間は9日の19時30分~20時45分。21時出発、翌10日6時ごろ到着予定。申し込みは当日、またはホームページから受け付ける。参加料は1,000円(18歳以下は700円、ホームページからダウンロードできる承諾書が必要)。雨天中止、少雨決行。

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