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鹿児島、名山町に自家焙煎珈琲店の「数学カフェ」-伊敷台から移転、夜間は「数学塾」も

名山町に「SANDECO COFFEE(サンデココーヒー)/数学カフェ/数学塾」が移転オープンした。
画像は画家・北村直登さんがデザインした同店ロゴ。

名山町に「SANDECO COFFEE(サンデココーヒー)/数学カフェ/数学塾」が移転オープンした。 画像は画家・北村直登さんがデザインした同店ロゴ。

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 鹿児島市役所東別館の鹿児島市電線路を挟んだ向かい側に3月10日、「SANDECO COFFEE(サンデココーヒー)/数学カフェ/数学塾」(鹿児島市名山町、TEL 099-213-9533)が移転オープンした。

「数学カフェ」内装

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 もともと伊敷台でコーヒー豆専門店として営業をしていた同店。名山町の空き店舗2階部分を改修し、広さ19坪の店内に、コーヒーの焙煎室と厨房、ホールには18席を設ける。白を基調にした店内に鮮やかに映える動物画は「おそらく鹿児島で展示販売を行うのはここだけ」という、画家・北村直登さんの作品。アーティストの作品を量り売りするサイト「ART-Meter」で人気の画家で、同店のロゴであるチョウも北村さんが描いたもの。「ひらひらと舞うチョウを見ていると癒やされるように、こだわりのコーヒーで癒やしを提供したい」という思いを込める。

 昼はカフェ、夜は個別指導塾として営業する。コーヒー豆専門店にカフェを併設し、さらに学習塾を組み合わせたのは「15年間の家庭教師の指導経験を生かし、難関大学や医・歯・薬学部を目指す鹿児島の学生にノウハウを還元したかったから」と話す代表の上野晋太郎さん。

 「数学塾」は、週1回2時間の授業で完結させるシステム。塾外で自発的に勉強する習慣をつけることが狙い。上野さんがマンツーマンで指導を行うため、常時受け入れる塾生は最大10人程度。数学以外の教科も相談可能で、申し込み数も徐々に増えているという。4月20日には、学生向けの新しいアプローチとして講座「SANDECO Job Discovery Project」の第1回を鹿児島県民交流センターで開く。「医者や弁護士などとして働く同世代の仲間をゲストに招き、第一線で働く大人の生の声を届けることで、学生の方々が将来の働き方を具体的にイメージできるようになれば」と上野さん。

 「こだわり」のコーヒーは、好みの豆やいり方でオーダーメードで買うことができる。「数学カフェ」のメニューは、いり方が選べる「ホットコーヒー」(420円)、「幻のまかないカレー」(890円)や、全国的にも有名な城山町の「RISTORANTE cainoya dal 1931」とのコラボレーションした「CAINOYAのハヤシライス」(1,260円)、「CAINOYAジェラート」(各種360円)など。上野さんは「おしゃれな街カフェにとどまらず、本物の味を追求していきたい」と話す。

 営業時間は、カフェが10時~17時30分、塾が18時~20時と20時30分~22時30分。日曜・祝日定休。

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