7月に入館者数1億人を突破したばかりの「アミュプラザ鹿児島」(鹿児島市中央町)6階にある観覧車「アミュラン」が8月7日15時ごろ、搭乗者数200万人を達成し、記念セレモニーが開催された。9日までの3日間は搭乗が無料になる。
200万人目に搭乗したのは、南九州市知覧町から遊びに来ていたという丸太かおりさん、凜子ちゃん(8)親子。周囲からの祝福を受け、「たまたま久しぶりに乗ったところ200万人目にカウントされ本当にびっくり」と話していた。親子には記念品として、アミュランと駐車場の年間フリーパス、ショッピングチケット2万円分、食事券などが贈られた。
2004年9月のアミュプラザ開業から、翌年1月には搭乗者数30万人を突破、2007年5月に100万人を達成し、開業から3,247日目で200万人を突破。毎週1回乗る人、帰省の度に乗る人など、ゴンドラから見える景色を楽しむ人は多いという。直径60メートル、建物も合わせると最高部は地上91メートルと、日本で2番目、県内の建物としては県庁に次ぐ高さを誇るアミュランからは、間近に桜島、遠くにはうっすらと大隅半島、開聞岳、高千穂峰を望むことができる。
「時間帯によって異なる景色などに癒やされたり、元気をもらったりして、また鹿児島に来たいと思ってもらえれば」と搭乗者を案内するスタッフ。観光客向けに、音声案内や双眼鏡、地図のセットも提供している。
搭乗者の半数を大人が占め、8割は県民が利用するというアミュラン。夏祭りやクリスマスなど季節に合わせたイベントや、1人で何周も搭乗する人もいたという「占いゴンドラ」など、さまざまな企画も実施してきた。開業10周年に当たる来年は、建設が進む別館もオープンするなど話題も多いアミュプラザ。「今後も、『鹿児島のランドマーク』としてだけでなく、『思い出の場所』となれるようなさまざまな企画を実施したい」と鹿児島ターミナルビルの大原梢さんは話す。
搭乗時間は約15分。大人600円、小人400円。営業時間は10時~22時45分。