鹿児島県内のセブン-イレブン136店舗(10月末現在)が11月4日、「島津家別邸 仙巌園監修おせち」の予約受け付けを始めた。
島津家別邸仙巌園(鹿児島市吉野町)は雄大な桜島と錦江湾を目前に臨む国指定の名勝で、年間を通じた催し物や、薩摩の郷土料理、土産品などで観光客を迎える主要観光地。
同園が監修したおせちは、鹿児島県産のブリや安納芋、黒豚、野菜などを使った一段重。食材だけでなく、味付けにも鹿児島地区の特長を取り入れ、煮物などは甘めに仕上げた。
内容は、紅白かまぼこ、田作り、たけのこ土佐煮、煮物、結び昆布、梅にんじん、数の子、黒豚八幡焼、有頭エビのつや煮、手毬麩(ふすま)、ブリ照り焼き、黒豆、菊花大根、葉付きんかん、くりきんとんの15種。今夏に稼働を始めた姶良市の工場で手作りされる。
2011年には、同園が監修した予約弁当「薩摩御膳」を九州全域のセブン-イレブンで限定発売し好評だったという。「鹿児島の豊富な食材を使った商品を提供することで、より多くの県民の方に、こだわりの総菜をお試しいただければ」と同社鹿児島地区担当の下野一馬さん。
価格は5,800円。12月27日まで、県内のセブン-イレブン店頭で予約申し込みを受け付ける。受け取りは大みそかの31日。