鹿児島経済新聞の今年の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、鹿児島市役所近くに移転オープンした数学カフェの大人味「白熊」の記事だった。
昼はカフェ、夜は数学塾となる「数学カフェ」として話題になった「SANDECO COFFEE」(鹿児島市名山町)が提供する鹿児島名物の氷菓「白熊」は、その愛らしいルックスからSNSなどで評判を集め、定番メニュー化したという。同店では現在、白熊の顔をしたカフェラテ(420円)も提供中。
ランキングは、今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 鹿児島市役所近くの数学カフェで大人味の「白熊」人気に(8/23)
2. 鹿児島に「美人居酒屋」-「美人時計」運営会社が出店、ライブショーも(1/7)
3. アミュプラザ鹿児島別館(仮称)に「東急ハンズ」出店決定-来年開業へ(1/24)
4. 桜島望むマクドナルド-鹿児島市初「マックカフェ」併設、大型ドライブスルーも(7/19)
5. イオンモール鹿児島、増床リニューアル、「H&M」など46店舗が鹿児島進出(11/22)
6. 鹿児島に「卵・油・バターなし」のベーグル専門店-中年サラリーマンにも人気(12/7)
7. 鹿児島市電通りに農園食堂「森のかぞく」-有機農園直営、家庭料理の味を売りに(7/16)
8. 天文館に串かつダイニング「ビリケン」-お約束・二度漬け禁止も(12/4)
9. 手作りロールケーキ「うさみみロール」が人気-鹿児島市にカフェ新店(2/21)
10. 鹿児島中央駅近くに漁師居酒屋-種子島・屋久島から鮮魚を直送(6/28)
4位にランクインしたのは、易居町にオープンした「マックカフェ」併設のマクドナルドの記事。10月には上荒田に2階建ての店舗もオープンし、多くの利用客でにぎわっている。
9位には「MiMi cafe」(西田2)の「うさみみロール」がランクインするなど、数学カフェの「白熊」同様、万人受けする「かわいい」スイーツの人気の高さがうかがえる。
そのほか、鹿児島県のPRキャラクター「ぐりぶー」がプロモーション課長にスピード出世を果たした記事が15位に着けるなど、来年もますます目が離せないのは「ゆるキャラ」「ご当地ヒーロー」の動きだ。今年は「ご当地キャラ総選挙」「ゆるキャラグランプリ」など、ゆるキャラブームに乗って「ぐりぶー」や伊佐市の「イーサキング」が全国で活躍した。ゆるキャラとは一線を画す「薩摩剣士隼人」や「ギュージンガー・ブラック」も引き続き人気を博している。年明けに放送が始まる、県内のゆるキャラたちが総出で活躍する「ぐりぶー物語」にも期待が集まる。
今年は、天文館から中央駅周辺、宇宿方面にかけて鹿児島市街地の施設等のリニューアルオープンや再開発計画などの話題が多かった。一方、9月には日本で33番目の認定となる「桜島・錦江湾ジオパーク」が誕生、来年は1月12日に桜島大正噴火100周年という大きな節目を迎える鹿児島。2014年も「街の記録係」として、雄大な自然と豊かな資源に育まれる鹿児島の街のにぎわいを伝えていきたい。