アミュプラザ鹿児島(鹿児島市中央町)のアミュ広場で12月28日~30日、映画「永遠の0(ゼロ)」の撮影で使われた「零戦52型」の模型が展示される。
ゼロ戦とゆかりの深い九州の福岡・大分・鹿児島の3県で行われ、原作の舞台にもなった鹿児島は最終地。全長10メートルの原寸大模型のほか、映画紹介パネルの展示や映画映像の上映を展開。ハート型の紙飛行機を折り未来への願いを書いて飛ばす「ハート型紙飛行機工作コーナー」や、会場で撮影した記念写真を使ったプレゼント企画も予定する。
現在公開中の同作は、天才的な操縦技術を持つにもかかわらず「臆病者」と呼ばれた特攻隊員の生きざまと、そこに秘められた夫婦愛を描く。V6の岡田准一さんが主人公の宮部久蔵、祖父・久蔵の驚愕の真実を解き明かす佐伯健太郎を三浦春馬さん、久蔵の妻・松乃を井上真央さんが演じる。昨年行われた撮影では奄美大島などでアクロバティックな空撮も行われた。
百田尚樹さんが著した同タイトルの原作は鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地が舞台で、100万部を売り上げるベストセラー小説。基地に隣接する鹿屋航空基地史料館には特攻隊員の遺言状や遺品が並び、多くの人が訪れるという。
開催時間は10時~18時。映画は今月21日、全国東宝系で公開。