鹿児島県は昨年12月28日、AKB48の柏木由紀さんが鹿児島の魅力を6つの地域別にPRする専用ARアプリ「みるかご」の配信を始めた。
スマートフォンを活用し多くの人へ鹿児島の魅力を県内外に広めたいと、県観光交流局かごしまPR課が企画。製作期間に約3カ月を費やしたという。GPS機能により鹿児島県を訪れなければオリジナル動画を再生することはできず、6地域で配信される動画は全て異なるという。
アプリを起動し県内に掲示してある「本物、鹿児島」のイメージポスターを撮影すると、鹿児島の自然や、温泉、食を柏木さんが紹介するスペシャルムービーが再生される。柏木さんが伝統工芸品の「大島紬」に身を包み登場する女性らしい姿も。配信エリアは、北薩摩、中薩摩、南薩摩、霧島・姶良、大隅、種子島・屋久島・三島・トカラ列島・奄美。エリア外では「ぜひ鹿児島を訪れポスターを再生して」と柏木さんが訴えかける動画が配信されるという。
柏木さんは鹿児島出身で中学時代まで鹿児島市で過ごした。2012年7月より薩摩大使に就任し、テレビCMやポスター、電車のアナウンスなど、あらゆる方面で鹿児島のプロモーション活動を行っている。
PR企画係の濱田久美子さんは「6つの地域を回遊しスペシャルムービーを見ることで、鹿児島の魅力を発見していただければ」と話す。今後も柏木さんを起用したPR企画が控えているという。
再生時間は3分半~5分程度。配信期間は3月31日までの予定。ダウンロードは無料。