鹿児島で互いにしのぎを削っていた社会人サッカークラブ「ヴォルカ鹿児島」と「FC鹿児島」が統合した新クラブ「鹿児島ユナイテッドFC」(以下、KUFC)が、愛称(略称)を募集している。
今回募集を行うのは、「鹿児島ユナイテッドFC」という正式名称とは別に、サッカー日本代表の「サムライブルー」や日本女子代表の「なでしこジャパン」のような親しまれる呼び名で、鹿児島のサッカークラブであると認識できるもの。
「県内外の鹿児島愛をひとつにし、鹿児島の力に変える存在になる」との意味を込め、新スローガンに「鹿児島をもっとひとつに。」を掲げたKUFC。噴煙を上げる桜島と薩摩の十文字をあしらった新エンブレムは、桜島や錦江湾をイメージしたネイビーを基調に、「ヴォルカ鹿児島」の赤と「FC鹿児島」のライトブルーを配色。両クラブで培ってきたものを未来につなげるという決意を示した。
昨年、鹿児島県勢としては初めて九州サッカーリーグから日本フットボールリーグ(以下、JFL)への昇格を決め、統合を発表した両クラブ。目標は2020年のJ1昇格。KUFCの徳重剛代表は「皆さんに楽しんでもらえるクラブを作りたい」と話す。
新シーズンは3月中旬に開幕し、全14クラブで各計26試合の総当たり戦を戦う。それに先駆け、2月1日には鹿児島ふれあいスポーツランド(中山町)で、このたび新設されたサッカー・ラグビー場のこけら落としスペシャルマッチとして、J2クラブのジュビロ磐田と練習試合を予定。「新クラブでは県内初の公開試合。子どもたちが憧れるような戦いを見せたい」と主将の田上裕さん。
愛称の応募はホームページで受け付ける。締め切りは2月16日。決定した愛称は3月2日のキックオフパーティーで発表する予定。
※初掲時、記事の内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。