天文館・銀座通りに喜界島の海女が捕った伊勢エビとちゃんこ鍋を提供する「居酒屋 朱酒(しゅしゅ)」(鹿児島市千日、TEL 050-5877-6844)がオープンして3カ月がたった。
同店は市場で仕入れた新鮮な魚介類を中心に提供。店内は木目調の温かみのある雰囲気で、鮮魚が泳ぐ水槽も。席数は36席で個室も完備。客層は30~50代の会社帰りのサラリーマンがメーン。
オーナーは喜界島在住で、伊勢エビは現地の海女が素潜りで捕ったものを直送している。「伊勢エビの活き作り」(4,000円前後)や、小学校から高校まで相撲をしていた店長の成相(なりあい)俊幸さんが15年間以上作り続けている「ちゃんこ鍋」(2~3人前、2,480円)、「市場直送刺身の盛り合わせ」(1人前980円~)など。「とり皮からあげ」(500円)などの揚げ物や一品料理もそろえる。
成相さんは高校の調理科を卒業し調理師免許を取得。全てのジャンルを経験したいという使命感から中華料理、和食、魚料理、焼き肉、フーズバーなどの店舗で経験を積んだ。各地にいる学生時代の友人とは、料理や食材の情報交換を定期的に行っているという。
ちゃんこ鍋には、成相さんが「一番しっくりくるバランス」と話す、キャベツ、エノキ、シメジ、シイタケ、ニラ、深ネギ、厚揚げ、ゴボウ、モヤシ、豆腐、豚バラを入れる。3~4時間じっくりと煮込んだ特製スープは、締めの雑炊かラーメンを作る前に飲み干されてしまうこともしばしばだという。
成相さんは「その日おすすめの食材を使ったオリジナルメニューを提供することもある。新鮮な魚やおいしいちゃんこ鍋を用意しているので、ぜひ一度食べに来ていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は18時~翌1時。