鹿児島市電神田(しんでん)電停近くで、すし屋の大将が始めた580円均一の丼もの店「どんぶり屋海鮮丸」(鹿児島市上荒田町、TEL 099-298-1987)が人気を集めている。
鹿児島中央駅前の飲み屋街「かごっまふるさと屋台村」に入る寿司店「こころ」の大将が始めた同店。「安くていいものを提供しよう」と、20種類以上の丼ものを580円均一で提供する。
海鮮ネタは、すし職人歴23年の店主・菱田秀樹さんが目利きしたものを使う。串木野のキハダマグロやコハダ、タコやイカ、江口浜の釜揚げシラスなど、地場のものを使ったメニューも。シャリは湧水米に独自ブレンドの合わせ酢を混ぜ込み、「ネタとの愛称は抜群」という。
大学が近いことから、1人暮らしでなかなか魚をとる機会がない学生や、主婦を中心に利用されているという。「鹿児島と言えば豚や牛など畜産のイメージが先行するが、海に囲まれ、漁業も盛んな鹿児島のおいしい魚を、ぜひもっと食べていただきたい」と菱田さん。
一番人気はマグロ、エビ、イカ、ホタテ、サーモン、イクラをのせた「海鮮丼」。女性や学生には「サーモン丼」や「ネギトロ丼」が人気という。そのほか、「こころ」でも大人気のほんのり甘い「名物 厚焼き卵」(290円)、「スペシャル刺し盛り」(600円)、ネタが10種類以上のる「スペシャル丼」(880円)など。ネタを自分で選んでオリジナルの丼を注文することもできる。
店内で飲食できるほか、持ち帰り、宅配にも対応する。営業時間は、10時30分~15時、17時~20時30分。日曜定休。