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和菓子の老舗「薩摩蒸氣屋」が創業祭-「かるかん」「かすたどん」も26年目

鹿児島を代表する銘菓、「薩摩蒸氣屋」の「かすたどん」

鹿児島を代表する銘菓、「薩摩蒸氣屋」の「かすたどん」

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 鹿児島で300年以上続く郷土菓子「かるかん」や、天皇陛下への献上銘菓でもある「かすたどん」などの和菓子をメーンに製造・販売する「薩摩蒸氣屋」が6月16日、「薩摩蒸氣屋誕生の日」として各店舗で記念祭を行う。

天文館にある直営店「菓々子横丁」

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 1988(昭和63)年6月16日に創業し、今年で26年目を迎えた同社。創業当時から変わらない製法で郷土の銘菓を作り続け、県内・宮崎・福岡に20の直営店を展開する。記念祭では、鹿児島中央駅店と鹿児島空港店、博多阪急店を除く全店舗で、商品を購入した客にオリジナルのうちわやタオル、菓子詰め合わせ巾着袋を進呈する。

 中元シーズンに入り、「霧島水羊羹(ようかん)」や「果実しぐれ(ゼリー)」(以上238円、6個入り=1,536円)などのギフトが好評という。「これからの季節、当社名物の『かすたどん』は凍らせてシャーベットのような食感を楽しむのもおすすめ」と同社営業課長の阿部浩さん。

 2009年から販売を始めた「天文館焼どうなつ」は、油で揚げないヘルシーさや、その場で出来たてを食べられる(一部店舗)ことなどが受け、後に「霧島焼どうなつ」「博多焼どうなつ」も登場するなど人気商品となった。「和菓子は日本人の心を和ませ、暮らしに潤いを持たせるもの」と阿部さん。創業祭を機に「今後も、形や味はさまざまでも人々の心に感動を与える和菓子を作っていきたい」と意気込む。

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