日本エアギター協会による「エアギター2014鹿児島予選大会」が7月6日、フレスポジャングルパーク(鹿児島市与次郎1)で開催される。鹿児島出身の昨年度日本チャンピオン、いのがみこうしょうさんも登場し、「エアギター講座」も開かれる。
音楽に合わせて見えないギターをかき鳴らす「エアギター」。参加者は自身で60秒にまとめた曲を使い、パフォーマンスを披露する。採点基準は「オリジナリティー」「リズム感」「カリスマ性」「テクニック」「芸術性とエアーな感じ」の5項目。大会主催者によって選ばれた5人の審判による4.0~6.0の採点の後、最も高い点数と最も低い点数をカットした合計点で競う。
主催の「日本エアギター協会」は2005年、かながわIQ(アイキュー)さんがエアギターの世界大会を知り、「日本でも大会を開きたい」と発足した。今年は既に東京、名古屋、京都などで予選が行われている。各予選大会の優勝者は7月27日、仙台で行われる日本決勝大会に進む。決勝大会の優勝者は8月にエアギター発祥の地、フィンランドで行われる世界大会に日本代表として出場し、その技を競い合う。日本ではお笑いコンビ「ダイノジ」の大地洋輔(おおちようすけ)さんが第11回、12回世界大会で連覇を成し遂げたことが話題になった。
日本エアギター協会発足10年で、初の九州開催となる鹿児島予選大会。前年度の日本チャンピオン、いのがみこうしょうさんが鹿児島出身ということから実現した。学生のころロックスターになるのが夢だったといういのがみさん。「9年前エアギターに出合い、これなら1分間だけロックスターになれると思った。昨年、日本代表として世界大会に出場させていただき、自分のパフォーマンスに大観衆が拳を突き上げ叫んでくれた。あの瞬間、僕は確かにロックスターになるという夢をかなえることができた。あの感動をぜひ皆さんにも味わっていただきたい」と話す。
鹿児島予選大会は観覧無料。「今まで生でエアギターを見たことのない方が興味を持つきっかけになれば」とかながわIQさん。「決勝大会で優勝すると、フィンランドまでの往復航空券と宿泊費が副賞として贈られる。何の専門知識を習得しなくても、世界大会に出場できる可能性が十分にある。観覧して『イケる!』と思ったらぜひチャレンジして」とも。
12時30分よりいのがみさんによるエアギター講座が行われ、予選大会は13時から。問い合わせは日本エアギター協会ホームページから。