スイスの高級時計ブランド「フランク・ミュラー」をもじったパロディー時計「フランク三浦」から7月中旬、300本限定で「鹿児島桜島モデル」が発売された。製造・販売はディンクス（大阪市天王寺区）。

文字盤アップ

「デザイン・ノリ・低価格を追求する」という同ブランドの最新作。世界遺産に登録されたことに便乗した「富士山モデル」「姫路城モデル」に続く第3弾で、「自然遺産登録希望モデル」として発表した。すでに限定数の半分以上が売れているという。鹿児島出身のタレント・国生さゆりさんも、ブログで同モデルの着用写真を掲載している。

ブラックのラバーベルトに、プラスチックのケース。濃いグレーの文字盤には、「ひとっ、ふたっ、みー、よー、いっ…」と鹿児島弁で時間を示し、中心には桜島・錦江湾のイラストと「てげてげよ！」の文字。「フランク三浦」のブランド名も。さらに裏ぶたには「桜島降灰鎮静化祈念」と刻印。パロディーなので、もちろん完全非防水だ。

　2012年に商標登録も完了している「フランク三浦」は、芸能人やスポーツ選手も愛用するなどして一躍知名度を上げた。購入者の大半は30～50代の男性で、まとめ買いをする傾向が高いという。「友人、恋人、キャバクラで笑いが取れたらオールオッケーのお笑い時計」と話すフランク三浦さん。「これほど素晴らしいネタ時計をこの価格で購入することは本当に難しいと思うので、ぜひ10本単位のまとめ買いを」とコメントを寄せる。

　価格は3,800円（税別）。アマゾンなどのネット通販や県内の雑貨店などで取り扱う。