県内8つの蔵元が共同企画した冬限定の本格芋焼酎「KAORI」シリーズが人気を集めている。販売は本坊商店（鹿児島市錦江町、TEL 099-223-6223）。

さまざまな飲み方を提案

　若者の酒離れが進む中、「まだまだ男が飲むものというイメージを持たれがちな焼酎を、女性や若い人にももっと手軽に楽しんでもらおう」と企画された同シリーズ。昨年から夏と冬に新作シリーズを展開しており、今回が4回目。

　「香り」をテーマに、香水瓶をイメージしたパッケージデザインを施した。「香り彩るむらさき」「ゴールデン・アロマ」「香りひろがる！はじけるおいしさ！！」など、それぞれ香りにまつわる副題を添え、コールド・ホット・スパークリングの3種類を用意した。

　上妻酒造（西之表市）の「むらさき浪漫」、薩摩酒造（枕崎市）の「さつま乙女」、軸屋酒造（薩摩川内市）の「紫尾の露」、原口酒造（日置市）の「西海の薫」は冷やしてワイングラスで、神酒造（出水市）の「いも神」、新平酒造（大崎町）の「大金の露」、田苑酒造（薩摩川内市）の「田苑」は温めてマグカップやコーヒーカップなどで、本坊酒造（鹿児島市）の「桜島スパークリング」はクリスマスのイベントなどに合わせて飲むのを提案。それぞれアルコール度数は低めの8～12度。

　同社商品企画部の上木原孝さんは、「クリスマスや年末年始など人が集まる機会に、みんなで手軽に楽しんで飲んでもらいたい」と呼び掛ける。

　価格は500ミリリットル＝840円（「桜島スパークリング」のみ490ミリリットル＝760円）。ギフトボックスも用意する。県内では、デパート・スーパーの酒売り場、土産品店、コンビニ、一般酒販店で取り扱うほか、全国の酒販店、各種ネットショップでも取り扱う。