桜島が活発な噴火活動を続ける中、鹿児島県防災研修センター(姶良市平松、TEL 0995-64-5251)では1月18日、親子で防災意識を高めるための「防災かるた大会」を行う。
同センターで月に1回開催する「ふれあい防災教室」の一環。子どもたちに覚えてほしい「備えの知識」を盛り込んだかるたを使い、遊びを通じて防災・減災について学んでもらうのが狙い。防災に関する講話やDVD鑑賞なども予定。現在までに、地域や学校PTA、親子などから参加申し込みがあるという。
昨年は、防災パズルや防災かっぱを作るワークショップ、非常持ち出し品を当てるゲーム、液状化や地震の揺れを確認する実験、非常食の試食のほか、心肺蘇生を学ぶワークショップなどを実施。延べ200人が参加し、防災に関する知識や意識を深めた。
58人の死者・行方不明者を出した大正大噴火から今月12日で101年目を迎えた。山体の膨張が続き、気象台では今もなお注意喚起を行っている。同センターの馬場ひとみさんは「災害は、いつ自分の身に降り掛かるか誰も予測できない。防災意識や知識を皆さんで共有していただき、いざという時、慌てずに行動がとれるようにしましょう」と呼び掛ける。
参加無料で、事前申し込みが必要。全員に非常食などの参加賞も進呈する。