鹿児島で初めて恵方巻きを売り出したという持ち帰り寿司専門店「えどとく」(鹿児島市下竜尾町、TEL 099-247-9777)が現在、恵方巻きの注文を受け付けている。
創業31年、大竜・朝日通り・マルヤガーデンズ・西田の4店舗を展開する同店。七福神にちなんで名付けた「七色(なないろ)恵方巻き」は、ウナギ・おぼろ・かんぴょう・三つ葉・エビ・高野豆腐・シイタケの7つの具材を巻く。予約購入者には、照国神社で家内安全・商売繁盛のおはらいを受けた「御宝銭」のおまけを付ける。
関西出身の店主が、節分の日に大阪で食べられていた恵方巻きを旧三越(現マルヤガーデンズ)地下の店舗で販売し始めたのは約30年前。当初は認知度の低さからほとんど売れなかったというが、年々販売数を伸ばし、一時は製造が間に合うか恐怖に震えるほどの注文数だったという。15~20年もたつと多くの店でも恵方巻きを販売するようになった。
「20~30年来のお客さまもいらっしゃる」と話す店主の黒田博正さん。「創業以来、ずっと守ってきた味をこれからも大切にしながら作り続けていきたい」とも。
各店限定1500本で、価格は2月1日までの予約で1本450円。当日販売は1本500円。