中之平通り沿いの林ビルジング(鹿児島市照国町)で2月8日、「紙」が主役のイベント「初春紙バカジャンク市」が行われる。主催は「六花窯(りっかがま)」(小山田町、TEL 099-238-6702)。
ガリ版(謄写版)、活版印刷、シルクスクリーン、和だこ、ハンコ、文房具、ペーパークラフト、和紙、フリーペーパー、古書、レトロな紙製品から紙の端切れまで、紙に携わっている人々が集まり出店する。現在までに、声を掛けずとも「やりたい」と集まった約20人の出店が決定。1階を「こぎたないフロア」、2階を「きれいなフロア」として、所狭しと売り場を展開するという。
全国各地の雑貨店などでも商品を販売する手すき和紙の「テスキペーパーワークス」、モノクロのちょっと大人なポストカードを販売する「ポストマーク」、切り絵作家の「キリワークス」、おなじみの雑貨店「what」や「サンドリーズ」、「古書リゼット」やレトロなパッケージの紙雑貨を販売する「レトロ舞」も。
「かっこいいものより、くだらないものが好き」と話す六花窯の横山博さんは、国道3号線沿いの床屋の看板「野郎復活 男のカツラ」や、鹿児島ではゴミ置き場と同じくらいある「宅地内降灰指定置場」の活版印刷コースターを用意。「合格」や「安産」など8種類の夢祈願しおりを簡易活版印刷機でクルクル印刷するワークショップも企画する。そのほか「nest coffee」の自家焙煎(ばいせん)コーヒーや手作りお菓子なども。
「ペーパーレスの時代だが、手に触れて肌で感じる温かみが紙の魅力」と横山さん。「前日の土曜から火曜まで、近くの照国神社では縁起初市も開催中。おんのこっぼ(起き上がり小法師。家族の人数プラス1の数を台所に置くといいとされる台所の守り神)を買った後に、ぜひおいでやす」とも。
開催時間は10時~16時。問い合わせは六花窯まで。