鹿児島の「CM王」佐々木貞幸さん、出演CMが30作目に

鹿児島の「CM王」佐々木貞幸さん

鹿児島の「CM王」佐々木貞幸さん

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鹿児島のテレビCMに数多く出演し、地元広告業界の一部では「CM王」とも呼ばれている佐々木貞幸さん(37)が出演する通算30作目のCMが現在、テレビで放映されている。CMのクライアントは地元家電販売チェーンの「セブンプラザ」(鹿屋市)。

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 鹿児島で佐々木さんの笑顔を目にしない日はない。朝のワイドショー、昼の再放送ドラマや夜のニュースの合間数秒間、毎日テレビの画面に登場。ここ数年でのCM出演は30本を達成した。

セブンプラザのCMには2004年から出演している。NHKの大河ドラマ「篤姫」や「江」の音楽担当として知られる作曲家・吉俣良さんの両親演じる老夫婦が、故障したエアコンを前に困っている。鹿児島弁で「こや、どこでこたけ(これはどこで買ったのだろう)」と首をひねる夫に「セブンプラザよ」と妻。そこに佐々木さん扮(ふん)するセブンプラザのサービススタッフが「任せてください」と笑顔で登場する内容。「大和葬儀社グループ」のCMでは葬祭場スタッフ役の佐々木さんがかたくなに一日一組だけしかセレモニーを受け付けないという同グループの主義を伝える。

 佐々木さんは高校卒業後、乳製品を扱う大手食品メーカーグループのルート営業に従事した後、旅行代理店に転職。その間ずっと「目立ちたい」「テレビに出てみたい」という夢を抱いていた。営業マンとしてさまざまな人と出会う中で、その夢は膨らむ一方だった。その後、友人の紹介で鹿児島市内のモデル・タレントプロダクション「ARTEMIS(アルテミス)」に入社。同社のファッションショーなどのアシスタントやマネジメントに携わりながら、同時にKTSエンターテイメントスクールの一期生として、演劇や歌唱、ダンスなどのレッスンを積む中、初めてのCM出演依頼が舞い込んだ。

 現在、出身地の指宿市や南さつま市を中心とした旅行代理店業務を展開する一方、5月からはイベント関係のSNS構築の企画・制作も始めた。「仕事にはちょっとした気配りや心配りが必要」と話す佐々木さん。「お客さまの都合に合わせた仕事を心掛けたい。これからは、IT技術にアナログな面を融合させることが不可欠」とも。7月にはヘアショーやMBC夏祭りで開催されるファッションショーなどのイベントプランナーとしての仕事も待っている。

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