天文館・納屋通りに8月4日、トルコ料理のケバブをテークアウトで提供する「マーのケバブ屋」(鹿児島市金生町、TEL 090-6176-7825)がオープンした。
黄色い看板が目印の同店。老舗の海産物店「中原商店」隣に、商品の受け渡しカウンターとベンチのみの店構えでオープンした。カウンター越しには、回転しながらあぶり焼きする大きな肉の塊、ドネルケバブを設置する。
頭に巻いたタオルがトレードマークの店主・常見正明さんは埼玉の出身で、縁があって鹿児島に移住することになり、天文館への出店を決めた。関東で働いていた時、空いた時間にイラン人が営むトルコ料理店を手伝いながら「本場の味」を学んだという。
同店のケバブは、スパイスで下味を付けたジューシーなモモ肉と、オリーブオイルで焼き上げた「ふかふか」のピタパンが売り。ドネルケバブからそぎ落とした肉とキャベツ・トマトをピタパンで挟み、スパイス7種で作ったオリジナルソースをかけて仕上げる。辛さは調節可能。
オープンして2週間がたち、外国人客が毎日のように買いに来るほか、ケバブを知らない年配客も味見をして買っていくなど、客層は広がりつつあるという。「秋葉原や名古屋などでは専門店も多く、ファストフードの感覚で若者に人気。鹿児島でもケバブをはやらせたい」と意気込む常見さん。「ワンコインですぐ提供できる上、ボリュームもあるので、近くのコンビニが混み合う昼時など、急いでいる人にはおすすめ。夜は、ケバブをつまみにお酒を飲みに来て」と呼び掛ける。
メニューはケバブ(500円)、お試しサイズのケバブプレート(300円)、ケバブプレートとビールのおつまみセット(600円)。サイドメニューは順次追加予定。ソフトドリンク(200円)はLLサイズで7種類、ビール(500円、当面は150円引き)はハイネケン、バドワイザー、ギネス、ジーマなど10種類程度をそろえる。トルコ直輸入の100%ジュースを使った「マーのザクロジュース」(350円)なども。
営業時間は10時~22時。