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天文館に桜島灰干し料理専門店 県産食材にこだわり、昼は定食・夜は居酒屋

オレンジ色の看板が目印

オレンジ色の看板が目印

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 桜島灰干しを使った日本料理店「桜島灰干し家 大泉(だいせん)」(鹿児島市千日町、TEL 099-210-7504)が11月2日、天文館公園近くにオープンした。

「桜島灰干し かます炙り焼き定食」(850円)

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 タイヨー銀座店隣、桜島をモチーフにしたオレンジ色の看板が目印の同店。約8坪の店内は、木目調のテーブルと波模様の壁紙で落ち着いた雰囲気。カウンター8席の奥に、4人掛けテーブル席と5人掛け掘りごたつ席を設ける。

 「かごっまふるさと屋台村」の桜島灰干し料理を中心とした居酒屋「せいせん」の姉妹店としてオープン。桜島灰干しや幸田鉄山棚田米、シャポーン鹿児島鶏を販売する「清泉社」(姶良市)が運営する。「食べて健康&元気になれる創作料理」をコンセプトに、生産者こだわりの県産食材を使ったメニューをそろえ、昼は灰干し定食屋、夜は灰干し料理とご飯、一品料理などの居酒屋営業を行う。

 桜島で一つ一つ手作りする灰干しは、火山灰の遠赤外線効果などによりうまみが増し、熟成されたような味わい。灰が魚臭さを吸収するため、「魚が苦手な人でもおいしいと食べていらっしゃるようだ」と同社社長の柳川ひとみさんは話す。「炙(あぶ)り焼き」「南蛮漬け」(以上500円)、「天ぷら」(600円)で提供するキビナゴをはじめ、サバ、アジ、タイ、アカエビ、イカ、カンパチなど旬の魚(600円~)や、「鶏の空揚げ」(650円)、「黒豚トンカツ」(800円)など10種類以上を用意する。

 同店自慢の契約農家から仕入れる棚田米は、名水百選にも選ばれた湧水町で有機栽培されたもの。白米と玄米を用意し、ランチタイムの定食(750円~)はお代わり自由。夜は「卵のせご飯」「塩おにぎり」「焼きおにぎり」など(200円~)で提供する。

 シャポーン鹿児島鶏は「皮ポン酢」(450円)や「たたき」(890円)、一品料理は「有機野菜盛 特製もろみネーズ添え」(650円)や「本場ドイツ製法のベーコン炙り焼き」(650円)、「名水百選丸池湧水やっこ」(400円)など。焼酎(350円~)や日本酒(680円~、価格はすべて税別)は他店にない地元の銘柄などを豊富にそろえる。

 店長の片平周作さんは「天文館で灰干し料理が充実している店は他にないので、ぜひ気軽に立ち寄って」と呼び掛ける。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~23時。日曜定休。

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