鹿児島を拠点に活動するイラストレーター篠崎理一郎さんがニューヨーク発バッグブランド「Manhattan Portage(マンハッタン・ポーテージ)」とコラボ制作したバッグが現在、好調な売れ行きを見せている。
マンハッタン・ポーテージ福岡店が手掛ける、地元の若手アーティストとのコラボ企画第2弾。篠崎さんとコラボした同商品は昨年秋の発売以来、国内外で人気を集めているという。
オーダーを受けてから一点一点ハンドペイントで仕上げるため、モチーフや色合いなどのリクエストにも対応する。店長の谷口綺架さんは「繊細なタッチとカラフルな色味が魅力。店頭で展示販売をしていた時は、それに引かれて手に取られるお客さまが多かった」と話す。
「学生時代から愛用していたバッグだったので、コラボの話をいただいたときは喜んだ」と振り返る篠崎さん。1989(平成元)年生まれで、鹿児島大学大学院理工学研究科修了。福岡のシェアアトリエを経て、現在は「かごしま文化情報センター(KCIC)」(鹿児島市山下町)でアートスタッフとして勤める傍ら、国内外の企画展にも出展するなど活躍の場を広げている。昨年は、「ハートランドビール」「URBAN RESEARCH DOORS」などとのコラボ、野外フェス「GOOD NEIGHBORS JAMBOREE」のステージ装飾も担当した。
7月1~31日は名古屋の「ラシック栄」で鹿児島のアイテムを集めたイベント「OGGY PLAZA」、同9~10日は福岡の「岩田屋」でイフクカズヒコさんとの企画展が決まっている。今後に向けて「常に楽しみながら作品を作るということを忘れずに、新しい企画にも挑戦していきたい」と意気込みを話した。
現在、注文を受け付けている商品ラインアップは、「Casual Messenger Bag」(1万2,420円)、「Gramercy Backpack」(1万6,416円)、「Vintage Messenger bag」(2万1,492円)の3タイプ。マンハッタン・ポーテージ福岡店(TEL 092-235-7367)、同ウェブサイト「カエルパルコ」で受け付ける。7月17日まで。