鹿児島国際大学(鹿児島市坂之上8)が11月26日、直木賞作家の朝井リョウさんを招き「朝井リョウさんと語る会」を開催する。
朝井さんは2009年、「桐島、部活やめるってよ」でデビュー。2013年には「何者」で直木賞を受賞。就活という現代のシステムに向き合う学生たちの姿をシニカルに描いた同作は、若者を中心に多くの支持を集め、今年10月には映画化もされた。同大学国際文化学部長の小林潤司教授も「学生の生活や心境が鮮やかに描かれている。小説の構成、仕掛けもあざといと言いたくなるくらい巧み」と高く評価する。
トークショーでは同5日に行われた「朝井リョウ作品高校生140文字コメントコンテスト」で選ばれた高校生などによる朝井さんへの公開インタビューも行われる。「プロのインタビューはたくさん受けている朝井さんだけれど、今回のアマチュアによるインタビューで、これまでとは異なった一面が引き出される可能性がある。熱心な朝井ファンにとっても興味深いものになるはず」と小林教授。
イベント終了後には朝井さんによるサイン会と著書販売も行われる。
小林教授は「活字離れしている言われる最近の学生・高校生が作家・朝井リョウとどう対決するのか。一般の方もぜひ見に来て」と呼び掛ける。
開催時間は13時30分から。参加無料。