鹿児島を拠点に活動するシンガーソングライターの宮井紀行さんが10月1日、鹿児島市の宝山ホール(県文化センター、鹿児島市山下町)でワンマンライブを行う。
宮井さんは和歌山県出身で鹿児島在住。1998年、第一工業大学在学中にフォークデュオ「なまず」を結成し、2001年にコロムビアレコードよりメジャーデビューを果たしたが、2005年に解散。「デビューを喜び、応援してくれたたくさんの人たちをがっかりさせてしまったことが気がかりで、みんなに音楽で恩返しがしたいと思った」と、鹿児島へ戻った。
ハスキーな歌声が特徴で、鹿児島のプロスポーツチームの応援歌やイメージソング・CMソングも数多く手掛け、関西弁まじりの軽快なトークでラジオのパーソナリティーも務めるなど活躍は多岐にわたる。昨年は全国30カ所、今年は全国43カ所のライブツアーを行うなど鹿児島県外での活動も積極的に行っており、8月31日には5枚目となるアルバム「青写真」を発売した。
宮井さんは「音楽を通していろいろな方と出会い、たくさんのご縁と後押しがあり今がある。味わった悔しさや大切な方々との約束も含め今まで少しずつ積み上げてきたものを糧に、人の心に寄り添える歌い手になりたい」と話す。「まだ道の途中。鹿児島に住みながらここでしか作れない曲を作り、鹿児島からでもやれるんだということを見せたい。ゆくゆくは若い世代の道しるべにもなれれば」とも。
同ホールでは初めてとなる今回のライブは、1500人の動員を目指しているという。「昨年鹿児島市民文化ホール第2で行ったコンサートはアコースティックだったが今年はフルバンド。昨年以上に楽しんでもらえるような仕掛けを考えたので、たくさんの方に来ていただき熱い夜にしたい」と意気込む。
17時開場、17時30分開演。チケット料金は前売り=3,000円、当日=3,500円(小学生~大学生は身分証提示で1,000円キャッシュバック)、幼児は保護者同伴で無料。全席自由。チケットはローソンチケット、チケットぴあ、イープラス、SRプレイガイドで取り扱う。