甲突橋下流MBC前水上特設ステージ（鹿児島市高麗町地先）で9月29日～10月1日、「かごしま明治維新博イベント 甲突川水辺のフェスティバル2017」が開催される。

一昨年の様子

　同イベントは、鹿児島県文化振興財団のアーティストバンク登録アーティストや一般の演奏家および公募で選ばれた出演者による、音楽やダンスなどの野外フェスティバル。鹿児島市街地を流れる甲突川に設置された水上特設ステージで3夜にわたり繰り広げられ、ダンス・音楽共に多彩なジャンルに触れられる。今回で3回目の開催で、水上に設置されたステージはライトアップされ揺れる水面に映り、幻想的な雰囲気と心地よい秋の夜風を味わえる。演者に日頃の会場とは違う野外での演奏・演技の場を提供することで、出演者の資質向上を図る目的もある。

　アーティストバンクとは同財団および宝山ホール（鹿児島市山下町）が実施している「若手芸術家支援プロジェクト」で、鹿児島県にゆかりがありこれからの活躍が期待される若手芸術家を登録し、その芸術・文化活動を支援するもの。現在112組124人が登録されており、毎月1回、同ホール2階にあるカフェにて登録アーティストによる「カフェ ミニ コンサート」も開いている。

　宝山ホール・企画事業課の竹下陽子さんは「薩摩琵琶や民謡などの伝統音楽、タップダンス、アフリカの歌とダンスといった普段あまり見ることのできない芸術に触れられる機会。子どもから年配の方まで楽しめるので気軽に立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。

　各日19時開演、21時終演予定。入場無料で、ソフトドリンクの販売を行う予定。大雨時や河川増水の危険性がある場合は中止。