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鹿児島の高校生がシンガポールで体験学習 アジアのビジネス学ぶ

鹿児島情報高校プレップ科2年生

鹿児島情報高校プレップ科2年生

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 鹿児島情報高等学校(鹿児島市谷山中央)プレップ科の2年生13人が2月5日から、シンガポールで「アジアのビジネス現場を見て体験する」ことを目的とした体験学習を行う。

プレップ科の授業風景

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 同校が進める新しいキャリア教育プログラムで今回が初めてとなる同取り組み。

 同校では大学入試制度が変わることを受け、知識や技能だけでなく経験から得られる思考力・表現力・判断力など「生きる力」を養う教育プログラムを実施している。今回、シンガポールでは現地の企業7社を訪問し、体験学習などを行う。

 新納武彦校長は「日本は人口が減少しているが、他のアジアの国々では増えている。今後は外国人と働く機会も増えると予想されることもあり、今回の体験学習を実施するに至った」と話す。「特に発展著しいシンガポールは、奄美大島ほどの国土面積だが世界経済において重要なポジションにある。現地でアジア経済、ビジネスの現場を体感することで、自分たちの将来を見つめ、キャリア形成の一助になれば。鹿児島から世界へ大きく羽ばたいてほしい」とも。

 大学進学コースのプレップ科では、グループを作りメンバーと協力しながら課題を解くなど、生徒が主体となって授業を進めている。

 同科で学ぶ若松香那さん、權藤凛さんは「通常の勉強だけでなく、いろいろな物事に対して深く考え、自分たちで解決していく。きれいな半熟ゆで卵の作り方や、六面立体パズルを6面そろえるための法則なども話し合って調べながら考えた」と話す。

 同科では1年時にカンボジアでボランティアを経験し、2年時にシンガポールで企業訪問などの体験学習を行う。同科担任教諭の藤本彰さんは「昨年度カンボジアを訪れた後、生徒たちの中で発展途上国の言葉の意味が変わったように思う。今回のシンガポールでの経験を糧に、それぞれが目指す目標・進路に向かって本気で挑んでほしい」と期待を寄せる。

 若松さんは「職場訪問と体験を一番楽しみにしている。現地の人と触れ合い、文化の違いを肌で感じたい」と笑顔を見せる。

※初掲時、記事の内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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