「小料理・舞」(鹿児島市武岡、TEL 099-281-5429)で5月4日から、画家・有馬広文さんの個展「有馬広文絵画展『花』」が始る。
有馬さんは中学生のころから絵画を描き始め、1983年南日本美術展に初入選、1992年二科展で特選に選ばれた。
1995年には第50回記念南日本美術展で第13回海老原賞受賞、1996年鹿児島県海外派遣美術留学生としてフランスへ渡り画家としての技術を磨いた。その後、鹿児島で行われた第47回県美展・会員の部で県美展賞や福岡県田川市美術館の第9回英展で大賞などを受けている。
有馬さんは「27歳だった1985年に初めて作品が売れた時はすごくうれしかった。それと同時に、作品に対して責任を持たなければいけない、今から画家としてのスタートになるのだと身が引き締まった」と振り返る。「半抽象の世界」を描くことを得意とする有馬さんは「誰が見ても有馬の作品だと思われるように自分の色が出る作品を描くことを大事にしている」と話す。
60歳を迎える有馬さんは現在、6月20日から行われる鹿児島支部展「サロン・ド・二科」の展示会に向けて作品制作を行っている。
「小料理・舞」店主の宮之脇幸英さんは「個展で有馬さんの作品を見てあまりの美しさに感動した。自分の店で作品展を開催する、長年の夢がかなってうれしい」と話す。「『食・芸術・音楽』を体感できる場として楽しんでほしい。今後もすてきな芸術作品を情報発信していきたい」とも。
営業時間は金曜~日曜=18時~24時(ランチタイム=日曜のみ12時~15時)。絵画展は5月27日まで。