2022年4月1日から成人年齢を20歳から18歳に引き下げるなどの内容を含む民法を一部改正する法律が成立したことを受け、社会に出る前の早い段階で金融トラブルに対しても知識を身に付け、在学中のみならず卒業後も健全で充実した生活を送ることを目的に企画した。
成人年齢が引き下げられると、18歳、19歳でも親の同意がなくてもクレジットカードを作ることやローンを組むことが可能となり、悪徳商法に巻き込まれる若者が増えるのではないかといった声もある。若者の金融リテラシー向上のため開いたセミナーでは、振り込め詐欺や架空請求などのトラブルについて寸劇を交えて説明。被害などに遭わないための対応策を紹介した。
架空のアルバイトでカードを作らせ、金銭をだまし取るアルバイト詐欺などについても事例を紹介し、被害に遭った際の対処法も伝えた。
セミナーを受けた学生の一人は「実際に起こったいろいろな事例をもとに考えることができた。自分だったらどうするか主体的に考えることができた」と話していた。