鹿児島のウォーターフロントパーク(鹿児島市本港新町)をメインに4月27日・28日、「かごしま春祭大ハンヤ2019」が行われる。
「時代が変わっても、熱き思いは変わらない。いざ、平成最後のよさこい祭り」をテーマに、今回で19回目となる同イベント。昨年は102チーム(約1700人)が参加しにぎわったという。今回は93チーム(約1600人)が参加。
両日、今年から新会場となった仙厳園(吉野町)、ドルフィンポート前道路、G3アーケード通り、天文館通り、アミュプラザ前道路、中央駅東口前広場で、27日は天文館文化通り、二本松馬場通り、28日には天文館ベルクパーキングで93チーム(約1600人)が参加し演舞が行われる。かんまちあ(浜町)では「大ハンヤコンテスト」が行われ、61チームが参加。上位11チームが本審査へ進み、メイン会場で「大ハンヤ大賞」が決まる。
県内外の踊り連が一堂に参加し、伝統のハンヤ節の掛け声を取り入れよさこい形式で演舞する同イベント。「ハンヤ節」は奄美六調がルーツと考えられており、海路によりお座敷歌として九州の港町に伝わり「ハンヤ節」となった。その後、全国各地の港町に伝わり鹿児島をルーツとして現在も歌い踊られている。ハンヤは繁栄を語源にしているともいわれている。「よさこい祭」は戦後(昭和29年)、不況を吹き飛ばし市民の健康と繁栄を祈願し、商店街振興を促すために高知商工会議所が中心となり発足した祭りで、以前は正調よさこい節が主流とされていたが、現在はロックのバンド演奏などが増え、サンバ調やロック調などの振り付けとなっている。
主催する「かごしま春祭大ハンヤ振興会」の河井達志さんは「元気なまちづくりは、元気な踊りを見て自分が元気になることから始まる。体感して、苦しい中でも最後まで笑顔で踊り抜き、観客に『ありがとうございました』と舞台を去るチームの清々しさを見ると元気になってもらえると思う」と話す。
開催時間は10時30分~19時30分(28日は9時~)。会場はウォーターフロントパーク、ドルフィンポート、かんまちあ、天文館ベルクパーキング、アミュプラザ前通路、中央東口駅前広場、中央駅一番街、G3アーケード通り、天文館文化通り、二本松馬場通り、仙厳園の11会場。開催時間は会場により異なる。