鹿児島の天文館に8月1日、「おもちゃ屋さんの保育園」(鹿児島市中町)が開園した。運営は創業84年の丸新玩具。
同園は「企業主導型保育園」で内閣府が整備・運営助成金対象とし2015(平成27)年4月に「子ども・子育て支援新制度」として始められた保育施設となる。「女性の社会進出と人手不足の解消を支援できれば」との思いで開園したという。
同園の特徴は「手ぶら登園」で、保護者の負担を減らすため、子どものオムツや着替え、昼寝用布団を園で用意。給食は東京の栄養士から献立を提供してもらい、多くの野菜を使った素材の味を生かした和食中心のメニューを用意。「毎日がわくわく」を理念に、「愛されている喜びを感じ豊かな心をもつ子ども」「ありのままを表現できる子ども」「元気に遊べる丈夫な子ども」の育成を目指す。
対象年齢は生後57日から2歳まで。提携企業や地域で働く保護者、就職活動中、産前・産後就職休業中の保護者利用することができる。
同園の新内萩乃(はぎの)副園長は「子どもたちや保護者、職員が毎日楽しくなるような保育園をつくっていきたい。少人数で手厚い保育ができるので、まずは見学に来てほしい」と話す。
開園時間は7時30分~19時30分。水曜休園。