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鹿児島で「英語×落語」ワークショップ 落語家による英語落語も

「英語×落語」を披露する様子

「英語×落語」を披露する様子

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 鹿児島の中央公民館(鹿児島市山下町)で9月22日、GAiGO鹿児島外語学院主催の「第4回英語×落語ワークショップ2019」が開催される。昨年は約100人が来場したという。

「英語×落語」観客の様子

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 同院で2015(平成27)年度からプレゼンテーション能力の開発を目的として、全日制の国際科と英語科の1年生が英語落語に取り組んでいるが、講師は落語の素人。プロ落語家の技を実際に体験してもらおうと2016(平成28)年に鹿児島市国際交流財団と共催し、イギリスのバイリンガル落語家、ダイアン吉日(きちじつ)さんを講師に初めて同イベントを開いたのがきっかけだったという。2017(平成29)年度には「英語落語」クラスを開設し、鹿児島県の「平成29年度明治維新150周年かごしま文化力向上提案事業」に採用された。

 第2・3回は県民公募の英語落語コンテストとワークショップを同日に行っていたが、今回は開催日を分けて開催。毎年、音楽をテーマにした余興も行っている。第3回は鹿児島国際大学(坂之上8)の「よさこいサークル」が余興を披露した。

 当日は「『使える英語』の答えは落語にあり!~一人話芸で学ぶ対話術~」をコンセプトに、鹿児島大学(郡元1)の「ジャンベリー」サークルによる西アフリカの伝統太鼓「ジャンベ」の演奏の余興、県民公募の英語落語コンテスト参加者と同院生による「英語落語」の前座、落語家の桂かい枝さんによる英語落語、「落語の基本動作」「日本人と外国人の笑いのツボの違い」「プレゼンに効く!マクラ作りのコツ」をテーマにワークショップを行う。

 同院の手嶋道男院長は「英語は、母国語の異なる人同士の共通のコミュニケーション・ツールの一つにすぎない。大切なのは完璧な語学力よりも『何を伝えるか』と、伝えようとする態度。国際社会で世界に通用するのは『グローカル(Global×Local)』の視点で、それが『日本人』、さらには『鹿児島人』としてのアイデンティティーを生み出す。その意味でも英語落語は異文化コミュニケーション能力を培う上で理想的な『教材』。ぜひ英語落語の魅力に触れてほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は13時30分~16時。学生は入場無料(一般1,000円、当日1,500円)。

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