「島津義弘公没後400年」記念事業の一環として、ゲームソフト「戦国無双4」の声優らが出演するトークショーが10月26日、鹿児島市民文化ホール(鹿児島市与次郎)で開催される。
「戦国無双」はコーエーテクモゲームス(神奈川県横浜市)が販売するプレイステーション用のゲームソフト。2004(平成16)年に発売、現在まで計20巻のタイトルがリリースされており、世界累計出荷本数は700万本を超える。「無双」とは「並ぶ者がない」の意味。島津義弘は「戦国無双2」から操作可能キャラクターとして登場し、鬼薩摩の異名を取る、薩摩の猛将として描かれる。「戦国無双4」では、おいの島津豊久も操作可能キャラクターとして登場。関ヶ原の戦いでの最期や、豊久を討ち取ったとされる井伊直政とのライバル関係も描かれている。
トークショーには、同ゲームの声優を務める江川央生さん(島津義弘役)、宮坂俊蔵さん(島津豊久役)、竹本英史さん(石田三成役)に加えて、歴史通のタレントとして活躍する小栗さくらさんが出演。小栗さんは「義弘公は家族や家臣思いの人物。徳重神社には義弘に殉じた13人のお墓があるが、そのうちの1人・木脇祐秀(きのわきすけひで)はかつて義弘に命を救われた。祐秀は戦の最中にけがをして海に落ちたが、義弘は見捨てることなく櫓(ろ)を差し伸べることを命じ、しかも祐秀のけがに自ら薬を塗ったといわれている。そうしたエピソードや戦国島津氏の面白さをトークショーで分かち合えればうれしい。歴史に興味を持ち始めた子どもたちにも、ぜひ来てほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~17時。参加無料。定員は先着2000人。要事前申し込み。特製ステッカーとクリアファイルを参加者全員に無料進呈する。