鹿屋・古里町にグルテンフリーカフェ「なちゅらるーちぇ」(鹿屋市古里町)がオープンして間もなく半年がたつ。
4月19日にオープンした同店。コンセプトは「グルテンフリーの食材を使った、体と心に優しい食事」。国産米粉や豆乳などの「和の食材」を使い、デザートには白砂糖や乳製品を使わない「ギルトフリーのヘルシーなデザート」を提供する。「グルテンフリーはアレルギーなどの食事療法というだけでなく、普段の食事としても十分楽しめることを知ってほしい」と店主の福留淳子さん。
「発達凸凹(でこぼこ)を持つ息子のために食事療法の講座を受講した」ことがきっかけでグルテンフリーについて学んだ。その後、グルテンフリーアドバイザーの資格も取得。福留さんは「自分や家族の食生活を見直し、グルテンフリーを続ける中で自身の体にさまざまな変化を感じその良さに気づくことになった」と振り返る。
店名は英語の「natural」とイタリア語で「光」を意味する「luce(ルーチェ)」を合わせた造語で、「自然の光の中で体にやさしい食事と憩いの空間を提供したい」という思いを込めた。内装は夫とDIYで仕上げ、テーブルや椅子は実父の手作り。テラス席も用意する。
看板メニューはアメリカ発祥のパンケーキ「ダッチベイビー」のセット(1,000円)。生地には米粉と卵と豆乳を使い、注文を受けてから焼き上げるため、「熱々としたサクサク感とフワッとした食感が同時に楽しめる」という。トッピングは月替わりで、季節野菜のカップスープ、フライドポテト、ドリンクが付く。
そのほかの「お薦め」は、「季節のパンケーキ」(600円~)や「デザートダッチベイビー」(700円~)など。10月からは新メニューの「米粉の蒸しパンと日替わりスープセット」(900円)も提供する。
福留さんは「見た目や食感が楽しめるダッチベイビーが好き」で、このパンケーキをグルテンフリーで提供するため試行錯誤を重ね、レシピを完成させたという。「ぜひ一風変わったパンケーキを召し上がってもらえれば」とも。
「郊外にある店なので時間的な余裕のあるときに来て、ゆっくり過ごしてほしい」という思いから、営業は週末のみ。「海を眺めながら、グルテンフリーの食事で体と心のリセットをしてもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業は土曜・日曜の12時~16時