姶良・加治木町に10月10日、うさぎ雑貨専門店「15X35(いちご・さんご)」(姶良市加治木町木田)がオープンした。
店主の宮園佑理さんは4年前、国分のペットショップで白ウサギに「一目ぼれ」して購入。「当時は室内でウサギが飼えることすら知らなかった」が、本などを読み独学で飼い方を学んだ。以来、「うさぎ雑貨もまとめ買いしてしまう」ようになり、「うさぎ雑貨に囲まれて暮らしたい」という思いから店をオープンした。
自宅の一室を使った店の広さは約6坪。店名は宮園さんのペットである2匹のウサギ、国分で出合った「いちご」と、黒ウサギの「さんご」に由来している。
店内にはうさぎモチーフのあらゆるアイテムを並べる。ポストカード(150円~)、シール(300円~)、アクセサリー(800円~)のほか、布製品、ハンドミラー、マグカップ、食器類、ちりめん細工など。最も価格が高いものは傘立て(1万円)。
委託販売も行っており、北海道から沖縄まで約30人のうさぎ雑貨アーティストによるオリジナル商品をそろえる。鹿児島からはまだ申し込みがなく、九州からは熊本のみだという。全国から多くの商品が集まってきており、「置くスペースが無くなってきている」と宮園さん。
宮園さん自身も、うさぎ雑貨を制作している。3年前、うさぎのピアスがどこにも売っていなかったことから初めて自分で制作した。その後、ミシンも購入し、ポーチやカバン、マスクなどを「愛し野うさぎカフェ」(曽於市末吉町)に出品したり、クラフト雑貨のオンラインマーケットで販売したりした。「うさぎ柄に需要があると気付いた」とも。
希望者は「いちご」と「さんご」の見学も可能。宮園さんは「うさぎ好きの人が気軽に立ち寄れる店にしていきたい。ここでしか見られない作品もあるので、お気に入りを見つけてもらえれば」と話す。
営業時間は11時~18時。現在は兼業のため営業は不定期(月曜は確実に営業)だが、年内には専業となり通常営業が可能になる予定。「今年中には通常営業にしたい。正月休みは営業する」とも。