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鹿児島県立短大生、県産抹茶のスイートポテトを共同開発 ファミマでPR

共同開発商品を紹介する県短「お茶育研究会」の部員

共同開発商品を紹介する県短「お茶育研究会」の部員

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 鹿児島県立短期大学のサークル「お茶育研究会」の学生が11月17日、南九州ファミリーマートと共同開発した「かごんまっ茶のなめらかスイートポテト」をファミリーマート玉里町店(鹿児島市玉里町)でPRした。

「かごんまっ茶のなめらかスイートポテト」

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 同サークルは鹿児島のお茶のPR活動を積極的に行っており、2015(平成27)年・2016(平成28)年にも同社と「ちょっぴり贅沢(ぜいたく)お茶プリン」「霧島茶香るクッキーシュー」などの商品を開発。今回のスイートポテトは5品目で、同大開学70周年を記念した商品にもなった。

 スイートポテトの生地には鹿児島県産の「紅(べに)はるか」を使い、トップと最下層に同県産の抹茶を使ったソースを加えている。「鹿児島のお茶は有名だが、抹茶の生産はあまり知られていない。サツマイモと抹茶の両方を同時にPRしようと今回の商品を選んだ」と同サークル部長で生活科学科2年生の寺田しおりさん。

 開発では味のバランスに試行錯誤したという。「抹茶が苦すぎてもいけない。薄すぎると抹茶好きの人に物足りないものになってしまう。その案配が大変だった」と話す。結果として、「抹茶のほろ苦さとサツマイモの甘さがちょうどいい味」に仕上がった。

 味の決定のほか、パッケージやネーミングも皆でアイデアを出し合った。パッケージデザインは部員の間で7案を作成、ネーミングもそれぞれがアイデアを出し、投票とファミリーマートからの意見を合わせて決めた。「抹茶感を出したかったので濃い目のグリーンを使っている。それに合わせて文字の色なども調整を続けた」と寺田さん。そのプロセスは「とても楽しかった」とも。

 価格は225円。鹿児島県・宮崎県内のファミリーマート390店で12月中旬ごろまで販売する。

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