天文館の商業施設「よかど鹿児島」の別館ビル1階に、黒豚とんかつや芋焼酎を提供する「かごしま黒豚 さつま花亭」(鹿児島市泉町)がオープンして間もなく2カ月がたつ。
昨年12月15日にオープンした同店。「東京で飲食店の仕事をしていた時、鹿児島県外の黒豚や芋焼酎が流通しているのを見て、鹿児島出身者としてこれではいけないと思った」と店主の白石孝志さん。「本物の『かごしま黒豚』や、薩摩川内市をはじめとする地元のおいしい食材と、鹿児島の芋焼酎を鹿児島から世界に広めたい」と思い出店を決めた。
同店で使う豚肉は、鹿児島県黒豚生産者協議会で認定された「かごしま黒豚」のみ。とんかつに使う場合は「独自の方法で寝かせ、水分を抜く」。メニューには「かごしま黒豚ロースかつ 150グラム」(1,480円)や「かごしま黒豚ヒレかつ 120グラム」(1,780円)などがあり、鹿児島県産の黒糖や黒酢が入った「特製とんかつソース」、桜島小みかんやキンカンを使ったみそだれ「かんかん味噌(みそ)」、茎わさび、甑島(こしきじま)の塩を添えて提供する。「最初はこしきの塩で、次に茎わさびを白身にのせて食べるのがお勧め」と白石さん。
そのほか、黒豚を煮込んだ黒いカレーに黒豚とんかつを添えた「かごしま黒豚かつ黒カレー」(1,480円)、紙の鍋で提供する「かごしま黒豚しゃぶしゃぶ鍋」(2,100円)などをラインアップする。店内はテーブル8卓を用意。テークアウトに対応したメニューもある。
芋焼酎ソムリエでもある白石さんが選んだ鹿児島県産の芋焼酎(480円~)も多数そろえる。また、薩摩川内市で造られたスピリッツを使った「ガラッパボール」(580円)や、鹿児島県産のウイスキーで提供する「ハイボール」(480円)も用意する。
営業時間は11時~22時。第2火曜定休。